とても古い PC に bunsenlabs をインストールする

2005年発売の NEC LaVie L LL370/ED3E(旧 XPマシン)に bunsenlabs という Linux を入れてみる。別パーティションには Linux Mint Debian Edition 2 が入っていて、これは問題なく動く(すばらしい!)。これまで LMDE 2 以外に、Zorin OS 9 Lite 32 bit, Puppy Linux Precise-571JP, Debian 8 Jessie, linuxBean 12.04 をインストールしてみたが、すべてダメだった。いや、Debian 8 だけはきちんと動いたのだが、無線LAN の設定がどうしてもうまくいかなくて断念。

ということで、Debian ベースの bunsenlabs を入れてみることにする。全般的にここが参考になる。

https://www.bunsenlabs.org/installation.html
ここから bl-Deuterium-i386_20170429.iso をダウンロードする。

インストールファイルを USBメモリに焼く。USBメモリのすべてのデータが上書きされて破壊されます。

$ su
# cat bl-Deuterium-i386_20170429.iso > /dev/sdX
# sync

 
USBメモリからインストールする。Debian 8 Jessie のインストールとほぼ同じ。特に問題はなかった。

bunsenlabs を立ち上げて最初の設定。これがかなりの量ある。それほどむずかしくはないが、すべて英語なので頑張って設定する。途中で Chromium を入れるようにする。

懸案の無線LAN 接続だが、パスワードを入れただけであっさり接続した。万歳!
これで使える目処が付いた。

日本語化は

$ sudo apt install task-japanese task-japanese-desktop
$ sudo apt install fcitx-mozc

で [logout]→[login] すれば OK。fcitx-mozc が使えるようになる。

Chromium の日本語化は

$ sudo apt install chromium-l10n

また Chromium を既定のブラウザにするには

$ sudo update-alternatives --config x-www-browser
$ exo-preferred-applications

でそれぞれ Chromuim を選択する。

なお、このバージョンでは sudo は最初から使えるようだ。

感想

bunsenlabs のインストールはむずかしくない上に、画面がとてもスタイリッシュなので、古い PC に入れる Linux としては有効な選択肢になるのではないか。日本語化も容易である。それにしても、ホントに古い PC なので Puppy Linux まで入らなかったのには驚いた。いまサポートされているディストリビューションとしては、もう Debian ベースしかないのかも知れない。Debian そのものは無線LAN にいつも苦労させられるので、僕のスキルではどうもむずかしいようだ。ありがとう、bunsenlabs。

しかし、ネット閲覧は画像が多くなるとかなりもっさりするなあ。これが限界なのかも。LMDE 2 と bunsenlabs だと、使いやすさとしては前者、スタイリッシュで容量が少ないなら後者というところか。